春の智積院です。

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利休好みの庭と伝えられる庭園です。豊臣秀吉公が建立した祥雲禅寺(智積院の前身のお寺)時代に原形が造られました。
その後、智積院になり、第七世運敞(うんしょう)僧正が修復し、東山随一の庭と言われるようになったそうです。

築山・泉水庭の先駆をなした遺産といわれ、中国の盧山をかたどって土地の高低を利用して築山を造り、その前面に池を掘るとともに、山の中腹や山裾に石組みを配して変化を付けています。

この庭園に面して大書院が建ち、平安期の寝殿造りの釣殿のように、庭園の池が書院の縁の下に入り込んでいます。

この時期はまだ緑の出始めでしたが、ツツジの花の咲く5月下旬から6月下旬にかけてが見頃です。

額縁越しに見るのもまた良し。混んでいないこの時期ならでは。

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西側の庭には桜🌸が。

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これまた、落ち着いたお庭で素敵でした。

アクセス
〒605-0951 京都府京都市 東山区東大路七条下る東瓦町964