重森三玲庭園美術館庭園。

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書院前庭の様子です。中央に蓬莱島、東西に方丈、瀛州、壷梁の三島を配した枯山水庭園で、部屋の内部や縁側から鑑賞することができます。上に見える照明はイサム・ノグチさんによるものです。

ちなみに、イサム・ノグチさんはアメリカのロサンゼルス生まれの有名な彫刻家です。日本の代表作はモエレ沼公園などがあります。

こちらの美術館は元々、重森三玲さんの旧宅で、吉田神社の社家として名高い鈴鹿家の邸宅であったものを譲り受けたものだそうです。それまでは植治のご近所に住んでいたこともあるそうです。そこに重森三玲が新たに自ら設計して建てさせた、二つの茶席(非公開の無字庵と好刻庵)と、書院前庭や茶庭、坪庭を作られたそうです。

そして、縁側からの様子。

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また、雰囲気が変わりますね。

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歩く🚶部分の石と、据えてある部分の石の種類が違うのも特徴です。歩く部分は固い石を、据えてある部分は、柔らかく、その為、自然と特色ある形となっている石を選んでいるのではないかと思われます。

次にお茶室、好刻庵。

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波を型どった市松模様の襖が斬新です。冬季しか中には入れませんのでご注意下さい。

そして、好刻庵からの眺め。

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垂れ桜🌸

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重森三玲さんが作庭の際にサクラを植えたのはこちらが唯一だそうです。光明院などは元々あったのか??それとも、後から誰かが植えたたのか??

尚、館長の重森三明をはじめ重森三玲の遺族によって管理・運営されています。
見学の際は、予約が必要ですのでお忘れなく。

アクセス
京都府京都市左京区吉田上大路町34