1日100名限定秋の特別観覧、苔とモミジの美しい白龍園をご紹介します。

image


白龍園の沿革

白龍園は鞍馬山の手前、二ノ瀬の里の安養寺山麓にあります。安養寺山は昔から不老長寿の白髪白髭の翁と白蛇を祭神として尊拝されていました。その後、熊笹と竹やぶに覆われ荒れ果てた地となっていました。1962年に縁あってこの地を手に入れた青野正一氏によって、山を蘇らせられ、現在に至ります。

苔とモミジの美しい庭園

それでは、苔とモミジの美しい庭園の様子をご紹介します。

まず、入口を入りますと石段と白龍園の石碑があります。

image


モミジがアーチ上にかかる苔にびっしりと覆われた石段がとても美しいです。

右手には、大灯籠があります。

image


笠も苔に覆われていて風情があります。

階段を登ると、そこからは自然石の延段が続きます。

image


こちらも、苔にびっしりと覆われております。1日100名限定の理由はここにあります。苔は大勢の人に踏まれるとダメになってしまいます。その為、人数を制限した上で、入場者になるべく苔の上を歩かないようにお願いがあります。また、手入れも、とても丁寧に行われております。このような努力の結果、別世界のような大変美しい景観が生まれています。

そして、また階段です。

image


階段を登ると、メインの庭園が広がります。

image


image


苔にびっしりと覆われた地面の向こうには小さな池があり、その向こうには雪見灯篭と小高い山があります。山肌にはモミジなどの柔らかい葉の木々が色づき始めています。長いアプローチを経て階段を登った先のこの景色。大変感動的です。

この白龍園の庭園内には、沢山のあずま屋があります。まずは鶯亭です。

image


他にも野点傘と床几台もあります。笠の下からの景色です。

image



そして、奥へと歩を進めます。次に見えてくるのは、龍吟亭です。

image


そして、更に奥へと進みます。次に見えてくるのは白龍神社です。

image


その先へと、進みます。

image


一番、奥にあるのは太鼓橋です。このあたりの景色はかなり神秘的です。

image


そして、Uターンします。すると、最初に見えた山肌の上に着きます。

image


紅葉した木々の向こうに、遠くの山々が見えます。とても見晴らしの良い場所です。

そして、そこにある福寿亭というあずま屋からの額縁越しの眺めです。

image


image


やはり、額縁越しに見るのも良いものですね。

眼下には最初の野点傘のある景色が広がります。

image


そして、山を下ります。すると、今度はびっしりと覆われた苔の中に飛び石があります。飛び石の中には、植治作庭の並河靖之邸でもみられるような丸い飛び石もあります。

そして、その先には、清風亭というあずま屋があります。

image


最後に、あずま屋から引き返すと元のメインの庭園に戻ります。

image


いかがでしたでしょうか?人数限定だからこそのこの庭園。苔にびっしりと覆われた神秘的な世界でした。混雑する秋の紅葉の京都でも、ここは人数限定のため落ち着いて見る事が出来ます。

秋の特別拝観は平成28年は10月29日~12月4日迄です。是非この機会に訪れてみてはいかがでしょうか?

アクセス

〒601-1113 京都府京都市左京区鞍馬二ノ瀬町106



電車を利用する場合
叡山電鉄「二ノ瀬駅」より徒歩7分。

料金 : 白龍園特別観覧きっぷ
     叡山電車1日フリー乗車券+白龍園観覧券 2,000円
     白龍園特別観覧券
     白龍園観覧券 1,300円
観覧時間 : 10時~13時30分(受付13時まで)
チケット販売時間 : 平成28年10月29日(土)〜12月4日(日)
9時~12時30分(※当日分の100枚完売次第終了)
※発売当日限り有効
TEL : 075-741-2863
公式HP : http://hakuryuen.com